リジュランとジュベルックの違いについて徹底解説

 

美容クリニックで人気の施術であるリジュランとジュベルック。どちらも肌に注射する製剤ですが、その効果や特徴には違いがあります。本記事では、リジュランとジュベルックの違いについて詳しく解説していきます。

 

目次

リジュランとは?

リジュランは、ポリヌクレオチドを主成分とする注射療法です。ポリヌクレオチドは、サケ(サーモン)から抽出した核酸成分で、皮膚の真皮層にある線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成を促進する働きがあります。

リジュランの主な効果は以下の通りです。

– 肌のハリや弾力の向上
– シワやたるみの改善
– 肌のキメや質感の向上
– 肌の保湿力の向上

リジュランは、顔全体に注射することで、肌の土台から若々しさを取り戻すのに役立ちます。効果は注射後1〜2ヶ月ほどで現れ始め、6ヶ月から1年ほど持続します。

最初の3回は1カ月おきの施術がおすすめです。

 

ジュベルックとは?

ジュベルックは、PDLLAを主成分とする注射剤の一種です。PDLLAはコラーゲン生成力が高く、毛穴を持ち上げきめを整える効果があります。ジュベルックは通常非架橋ヒアルロン酸と混合して注射することが多く、ヒアルロン酸は、皮膚の真皮層に存在する多糖類の一つで、保水力が高く、肌にハリや弾力を与える働きがあります。

ジュベルックの主な効果は以下の通りです。

– シワやくぼみの改善
– 肌のボリュームアップ
– フェイスラインの引き締め
– 肌の保湿力の向上

ジュベルックは、肌全体または気になる部分に注入することで、毛穴やクレーターを改善し、若々しい印象の肌に導きます。効果は徐々に現れ、6ヶ月から1年ほど持続します。

こちらもリジュランと同様、最初の3回は1カ月おきの施術がおすすめです。

 

リジュランとジュベルックの違い

リジュランとジュベルックの主な違いは以下の3点です。

 

1. 主成分の違い

リジュランの主成分はポリヌクレオチドであるのに対し、ジュベルックの主成分はポリ乳酸(PDLLA)です。ポリヌクレオチドは肌の線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成を促進するのに対し、PDLLAはコラーゲン生成を促進する効果のほか、混合されたヒアルロン酸により直接的に保湿力を高める働きがあります。

 

2. 効果の現れ方の違い

リジュランは注射後1〜2ヶ月ほどで効果が現れ始めるのに対し、ジュベルックは数か月後から効果が現れます。

これは、リジュランが肌の土台から改善するのに1~2カ月の時間がかかります。

ジュベルックは注入された成分の周囲の自己反応によりコラーゲン生成がはじまるため、1カ月~数か月かかります。

とはいえ効果は個人差があります。毛穴の改善を直後から実感できる方もいますし、ジュベルック注射に含まれる非架橋ヒアルロン酸が直接的にシワやくぼみを改善したり乾燥を改善する場合もあります。

 

3. 適した症状の違い

リジュランは顔全体に注射することで、肌全体のハリや弾力、キメを改善するのに適しています。一方、ジュベルックは毛穴やクレーターを改善するのに適しています。

 

まとめ

リジュランとジュベルックはどちらも美容クリニックで人気の施術ですが、その主成分や効果、適した部位には違いがあります。リジュランは肌の土台から若々しさを取り戻すのに適しているのに対し、ジュベルックは毛穴・クレーターを改善するのに適しています。

自分の肌の悩みや目的に合わせて、適切な施術を選ぶことが大切です。ロアクリニックでは、経験豊富な医師が一人一人の肌の状態に合わせて、最適な施術をご提案いたします。ぜひ一度ご相談ください。

 

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この記事を書いた人

内科・美容皮膚科医
ロアクリニック院長

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