韓国で話題の「ジュベルック」ってなに?特徴をわかりやすく解説

近年、韓国発の美容皮膚科治療として注目を集めている「ジュベルック」。
SNSでも話題になるなど、人気が高まっています。

ジュベルックはコラーゲン生成を促進し、ニキビ跡の凹凸や小ジワ、毛穴の引き締めなどに効果があります。
また、体内にも存在している乳酸やヒアルロン酸が入った製剤を使用しているため、安全性の高い施術です。

この記事では、ジュベルックの特徴や効果、施術方法などを分かりやすく解説します。

目次

そもそも「ジュベルック」とは?

ジュベルックとは、「ポリ乳酸(PDLLA)」と「非架橋ヒアルロン酸」を組み合わせた注入剤です。

ポリ乳酸はコラーゲン生成を促し、肌のハリや弾力を回復させる効果が期待できます。
また、乳酸は元々体内にも存在する成分のため、人の体にも馴染みやすく、安全に使用できます。
ポリ乳酸は体内へゆっくりと吸収されていくため、持続的な効果があることも特徴です。

非架橋ヒアルロン酸は、肌の保水力を高め、肌にハリや潤いを与えます。
架橋はヒアルロン酸を体内に吸収されにくくする加工のことです。
非架橋は架橋の加工がされていないため、早く吸収され、即自的な効果が期待できます。

なぜ韓国で人気?

韓国は美容に対する意識が高く、新しい美容医療が次々に登場しています。
ジュベルックも新しい美容治療の一つで、自然な仕上がりと持続性の高さから、多くの女性に支持されています。

ジュベルックは安全性が高い点も、注目されている理由の一つです。
日本でいう厚生労働省の韓国MFDSの承認だけでなく、米国FDAの承認を得ています。

「ジュベルック」と「リジュラン」との違いとは?

美容医療で人気のジュベルックとリジュランはどちらも肌に製剤を注入する施術です。
そんなジュベルックとリジュランは、主成分が違います。
それぞれの主成分は下記の通りです。

  • ジュベルック:ポリ乳酸
  • リジュラン:ポリヌクレオチド

主成分が違うと、もちろん効果も変わってきます。

ジュベルックのポリ乳酸は、コラーゲン生成を促進し、肌のハリや弾力を回復します。
製剤を注入した周辺の組織が反応し、徐々にコラーゲンが生成されていきます。
そのため、効果が現れるまで1ヶ月~数ヶ月かかります。

一方リジュランの主成分のポリヌクレオチドは、肌の組織を修復する作用があり、ニキビ跡や肌質の改善に効果があります。
リジュランは施術後、1~2か月ほどで効果が現れます。

ご自身の改善したい症状によってジュベルックかリジュラン、どちらを受けるか選択しましょう。

詳しくは以下の記事をご覧ください。
リジュランとジュベルックの違いについて徹底解説

ジュベルックは韓国の方が安いってホント?相場は?

韓国は美容大国と呼ばれるほど美容に対する意識が高く、美容クリニック同士の競争も激しくなっています。
そのため、美容医療の費用は日本よりも比較的安い傾向があります。

ジュベルックの相場は、韓国では1CCあたり2~3万円ほどで、日本では1CCあたり3~4万円ほどです。

韓国の相場の方が少し安いですが、ジュベルックは医療行為である以上、副作用が起こる可能性もあります。
いつでも相談ができて安心という点では、日本のクリニックで施術を受ける方がおすすめです。

LORE CLINICでジュベルックの施術を受ける場合の料金は、下記の通りです。

施術箇所料金
頬の一部、鼻、目の下など25,300円
両頬47,300円
顔全体69,300円

詳しくは以下の記事をご覧ください。
ジュベルックの効果は?特徴や期待できる効果を解説

ジュベルックの期待できる効果

ジュベルックの施術で期待できる効果を解説します。

ニキビ跡の凹凸

ジュベルックの施術では、ニキビ跡の凹凸の改善が期待できます。
注入した製剤が肌の深層部に働きかけ、コラーゲンなどを生成することで、肌の細胞の再生を促します。

眉間やおでこのシワ

ジュベルックの施術では、眉間やおでこのシワの改善が期待できます。
皮膚が薄くなりがちな眉間やおでこなどをボリュームアップさせ、肌の弾力を取り戻します。

顔・首の小じわ

ジュベルックの施術では、顔・首の小じわの改善が期待できます。
ジュベルックの成分である非架橋ヒアルロン酸には、肌の保水力を高める効果があり、乾燥が原因の小ジワを改善できます。
また、肌のハリも回復することで、細かいシワが目立たなくなります。

毛穴の引き締め

ジュベルックの施術では、毛穴の引き締めが期待できます。
毛穴が開く原因は、乾燥や肌のたるみなどがあります。
肌の乾燥には、ジュベルックの成分である非架橋ヒアルロン酸が有効です。
また、ポリ乳酸がコラーゲン生成を促進することで、肌の弾力性を高め、毛穴を引き締めることができます。

ジュベルックの施術方法・ダウンタイムは?

施術時間は部位や量によって異なりますが、診察時間を除いて60~90分となります。
ジュベルックの施術の流れは下記の通りです。

  • 医師の診察
  • クレンジング、洗顔
  • 施術開始
  • 施術終了

医師の診察の際に、お肌の状態やお悩みを伺います。
診察の結果次第では、ジュベルックの施術が受けられない場合もあります。

施術開始前にクレンジングと洗顔を行うため、来院時にメイクをした状態でも問題ありません。

ジュベルックの施術は、麻酔クリームを塗布した後、細い針で薬剤を注入していきます。

施術終了後は、肌を強くこすったり、紫外線を浴びたりなど肌に強い刺激を与えないようにしましょう。
また、施術後1週間は刺激のあるピーリング製品やスクラブ入りの洗顔フォームの使用はお控えください。

ダウンタイムは、通常2~3日程度です。
施術直後は針の跡が残ったり、赤みや乾燥などが起こったりする場合がありますが、徐々に収まります。
翌日からメイクが可能なため、気になる箇所はメイクでカバーできます。

ジュベルックの注意点

ジュベルックの施術を受ける際にはいくつか注意点があります。

  • 妊娠中や授乳中の方、感染症がある方、ケロイド体質の方などは施術を受けられない場合がある。
  • 施術後、赤みや腫れ、内出血などの副作用が出る場合がある。
  • 効果には個人差がある。
  • アレルギーをお持ちの方は事前に医師に相談する

疾患をお持ちの方や体調がすぐれない方は、施術前の診察で医師に相談してください。
場合によっては、施術を受けられないこともあります。

ジュベルックは製剤を注入する美容医療のため、副作用が出る可能性はゼロではありません。
症状としては赤みや腫れ、内出血などがみられる場合があります。
異変を感じた場合は、施術した医院に相談してください。

また、金属アレルギーやトウモロコシ、ジャガイモアレルギーの方はアレルギー反応が出る可能性があります。

アレルギーの心配がある方は、必ず施術前に医師に相談しましょう。

ジュベルックはこんな人におすすめ!

ジュベルックは下記のようなお悩みをお持ちの方におすすめです。

  • ニキビ跡の凹凸が気になる方
  • 眉間や額のシワが気になる方
  • 顔や首の小じわが気になる方
  • 毛穴の開きが気になる方
  • 肌のハリや弾力を回復させたい方

ジュベルックの成分のポリ乳酸は、コラーゲン生成を促進し、肌のハリや弾力を回復させます。
この作用により、ニキビ跡の凹凸、眉間や額のシワ、小ジワ、毛穴の開きの改善につながります。

ジュベルックのもう一つの成分である非架橋ヒアルロン酸は、肌の保水力を高め、乾燥を防ぎます。
乾燥や水分量の減少が原因である、シワやたるみなどの改善が期待できます。

上記のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひジュベルックを検討してみてください。

まとめ

ジュベルックは自然な仕上がりと持続性の高さから、多くの女性に支持されている美容医療です。
肌のハリや弾力を回復、肌の水分量をアップし、様々な肌のお悩みを解決します。
また、ジュベルックは乳酸やヒアルロン酸など、体内に元々存在している成分を使用している、安全性の高い施術です。
ダウンタイムも少なく、2~3日でいつも通りの生活に戻れます。

ただし、疾患をお持ちの方など施術を受けられない場合もあるため、施術前には必ず医師に相談しましょう。

LORE CLINICはジュベルック以外にも様々な美容医療をご提供しております。
ご自身のお悩みに沿った施術を受けることができます。

ジュベルックにご興味がある方やお肌にお悩みをお持ちの方は、ぜひLORE CLINICにご相談ください。

公式サイト:https://loreclinic.com/

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この記事を書いた人

内科・美容皮膚科医
ロアクリニック院長

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