美容皮膚科と皮膚科の違いとは？
「美容皮膚科」と「皮膚科」、名前は似ていますが、実は目的・治療内容・保険の扱いが大きく異なります。
この記事では、それぞれの違いをわかりやすく解説し、どんな悩みのときにどちらを選ぶべきかを整理します。
美容皮膚科と皮膚科の違い
① 目的の違い
皮膚科は、湿疹・アトピー・水虫・皮膚感染症など、病気を治すことが主な目的です。
一方、美容皮膚科は、シミ・しわ・ニキビ跡・毛穴・たるみなど、見た目をより良くすることを目的としています。そのため、健康保険は適用外（自費診療）です。
② 治療内容の違い
皮膚科では、塗り薬・飲み薬など病気に対する治療が中心です。また、皮膚に対するできものについては手術を行う場合もあります。
美容皮膚科では、皮膚をよりよく綺麗にする効果を狙って、以下のような医療機器や注入治療を用います。
・レーザー治療
・ピーリング
・ヒアルロン酸注入
・ボトックス注射
・リジュランなどの肌育治療
③ 保険適用の違い
皮膚科の治療は、基本的に健康保険が適用されます。
美容皮膚科は、見た目の改善を目的とするため、病気ではなく原則として自由診療（自費）です。
クリニックによっては、皮膚科（保険診療）と美容皮膚科（自費診療）を併設しているケースもあります。
④ 医師の考え方・診察スタイルの違い
皮膚科では「治すこと」がゴールですが、
美容皮膚科では「どこまで美しくしたいか」「将来どうなりたいか」といったゴール設定を重視します。
そのため、美容皮膚科では
・カウンセリングに時間をかける
・治療プランを複数提案する
といった特徴があります。
同じ人の場合でも、クリニックによってゴール設定も異なれば提案方法も異なる場合があります。
⑤ どちらを選ぶべき？悩み別の目安
皮膚科がおすすめなケース
・かゆみ、痛みがある
・赤みやただれが強い
・急にできた皮膚トラブル
美容皮膚科がおすすめなケース
・シミ、くすみ、毛穴が気になる
・ニキビ跡をきれいにしたい
・エイジングケアを始めたい
・肌質そのものを改善したい
⑥ まとめ｜目的で選ぶのが正解
美容皮膚科と皮膚科の違いは、
「病気を治すか」「美しさを高めるか」です。
どちらが良い・悪いではなく、
今の悩みと目的に合った選択が大切です。
病気の治療の場合は皮膚科クリニックを選ぶべきですが、
美容目的の治療を検討している場合は、
美容皮膚科での相談がおすすめです。
ロアクリニックは美容皮膚科クリニックです
当院は自費診療の「美容皮膚科」クリニックです。
そのため保険診療は行っておりませんが、もし皮膚疾患などで保険での治療が必要と判断した場合は、信頼できる皮膚科クリニックへの紹介も行っておりますので、ご安心くださいませ。
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