トライフィルプロとポテンツァはどっちがいい?ニキビ跡・クレーター治療の違いを医師が解説

ニキビ跡やクレーター治療を調べていると、よく出てくるのがトライフィルプロポテンツァです。

どちらも美容クリニックで人気のある肌治療ですが、

「トライフィルプロとポテンツァは何が違うの?」
「ニキビ跡にはどっちが効果的?」
「クレーター肌にはどちらを選べばいい?」
「毛穴や肌質改善もしたい場合は?」

と迷っている方は多いのではないでしょうか。

結論からいうと、深いニキビ跡・クレーター・皮膚の下の癒着が気になる方にはトライフィルプロが向いている場合があります。

一方で、毛穴の開き・赤み・浅いニキビ跡・肌質改善を幅広く行いたい方にはポテンツァが向いている場合があります。

どちらが絶対に優れているというよりも、肌悩みの種類によって選び方が変わります。

この記事では、トライフィルプロとポテンツァの違い、ニキビ跡・クレーターにはどちらが向いているのか、ロアクリニックでおすすめする選び方を医師の視点でわかりやすく解説します。

目次

結論|クレーターならトライフィルプロ、肌質改善ならポテンツァ

トライフィルプロとポテンツァの違いを簡単にまとめると、以下のようになります。

悩みおすすめになりやすい治療
深いニキビ跡のクレータートライフィルプロ
皮膚が下に引っ張られるような凹みトライフィルプロ
頬全体の凹凸感トライフィルプロ
ジュベルックをしっかり入れたいトライフィルプロ
毛穴の開きトライフィルプロ
赤み・酒さ様の赤みポテンツァ
浅いニキビ跡ポテンツァ
肌のハリ・小じわポテンツァ
全体的な肌質改善ポテンツァ

つまり、凹みの原因が皮膚の奥にある場合はトライフィルプロ肌表面〜真皮層の質感を整えたい場合はポテンツァというイメージです。

ニキビ跡治療で大切なのは、「ニキビ跡」という言葉だけで治療を選ばないことです。

ニキビ跡には、赤み、色素沈着、毛穴、浅い凹み、深いクレーターなど、さまざまなタイプがあります。

そのため、自分のニキビ跡がどのタイプなのかを見極めて治療を選ぶことが重要です。

トライフィルプロとは

トライフィルプロとは、皮膚の下に炭酸ガスを注入し、ニキビ跡の凹みの原因となる癒着をゆるめながら、同時に薬剤を注入できる治療です。

ニキビ跡のクレーターは、皮膚表面だけの問題ではないことがあります。

炎症の強いニキビが治る過程で、皮膚の下に硬い線維化や癒着が起こり、皮膚が下に引っ張られることで凹みが残ることがあります。

このような凹みは、ピーリングやスキンケアだけでは改善が難しい場合があります。

トライフィルプロは、CO2ガスによって皮膚の下の癒着にアプローチし、そのスペースに薬剤を注入することで、クレーターや凹凸の改善を目指します。

ロアクリニックでは、トライフィルプロとジュベルックの組み合わせをおすすめすることがあります。

ジュベルックは、肌のハリや毛穴、凹凸感の改善を目指すスキンブースター系の薬剤です。

トライフィルプロで癒着をゆるめながらジュベルックを注入することで、ニキビ跡の凹みと肌質の両方にアプローチしやすくなります。

ポテンツァとは?

ポテンツァとは、マイクロニードルと高周波RFを組み合わせた治療です。

細い針を皮膚に刺入し、針先から高周波の熱エネルギーを加えることで、真皮層に刺激を与え、コラーゲン生成を促すことを目的とします。

ポテンツァは、ニキビ跡だけでなく、毛穴、赤み、肌のハリ、小じわ、肌質改善など、幅広い肌悩みに使われる治療です。

ポテンツァには薬剤を導入する機能もあり、肌悩みに応じて薬剤を組み合わせることがあります。

ダーマペンと比較されることも多いですが、ポテンツァは針による刺激に加えて高周波RFの熱エネルギーを加えられる点が特徴です。

そのため、肌質改善や毛穴、浅いニキビ跡に対しては、選択肢になりやすい治療です。

一方で、皮膚の下で強く癒着しているような深いクレーターに対しては、ポテンツァだけでは物足りない場合があります。


トライフィルプロとポテンツァの大きな違い

トライフィルプロとポテンツァは、どちらもニキビ跡に使われることがありますが、アプローチする場所と仕組みが異なります。

トライフィルプロは「癒着をゆるめる治療」

トライフィルプロは、ニキビ跡の凹みの原因となる皮下の癒着にアプローチする治療です。

クレーター状のニキビ跡では、皮膚の下に硬い組織ができ、皮膚が引き込まれていることがあります。

トライフィルプロは、そこにCO2ガスを注入して、内側から癒着をゆるめるように働きます。

そのため、頬の深いクレーターや、皮膚が下に引っ張られているような凹みに向いています。

ポテンツァは「熱刺激で肌質を整える治療」

ポテンツァは、細い針と高周波RFによって真皮層に熱刺激を加える治療です。

肌の創傷治癒反応を利用して、コラーゲン生成を促し、毛穴や肌質、浅いニキビ跡の改善を目指します。

肌全体のなめらかさ、ハリ感、毛穴、赤みなどを総合的に整えたい方に向いています。

一方で、皮膚の下の癒着が強いクレーターの場合、熱刺激だけでは凹みの原因に十分届かないことがあります。


ニキビ跡のクレーターにはどっちがいい?

ニキビ跡のクレーターで悩んでいる場合、ロアクリニックではトライフィルプロを優先して検討することが多いです。

理由は、クレーターの一部は皮膚の下の癒着や線維化が関係しているからです。

ポテンツァもニキビ跡治療の選択肢ではありますが、主なアプローチは針と高周波による熱刺激です。

浅い凹みや肌質改善には向いていますが、深く引き込まれたクレーターの場合、癒着をゆるめる治療を組み合わせた方がよいケースがあります。

トライフィルプロは、CO2ガスによるサブシジョンのような働きと、薬剤注入を同時に行える点が特徴です。

そのため、

「ダーマペンやポテンツァを受けたけど、クレーターが残っている」
「頬の凹みが深い」
「肌表面というより、皮膚が下に引っ張られている感じがする」

という方には、トライフィルプロが合っている可能性があります。


毛穴や赤みにはどっちがいい?

毛穴の開きや赤み、全体的な肌質改善がメインの場合は、ポテンツァが向いていることがあります。

ポテンツァは、針と高周波による刺激で肌の再構築を促す治療です。

毛穴の開き、浅いニキビ跡、赤み、ハリ不足、小じわなど、複数の悩みをまとめてケアしたい方に選ばれやすい治療です。

一方で、毛穴だと思っていたものが、実はニキビ跡の細かい凹みである場合もあります。

この場合、ポテンツァだけではなく、トライフィルプロやジュベルック注入の方が適していることもあります。

自分では「毛穴」と思っていても、診察すると「小さなクレーター」だったというケースは珍しくありません。

そのため、毛穴治療を考えている方も、肌状態を診察で確認したうえで治療を選ぶことが大切です。

ジュベルックを入れるならどっちがいい?

ジュベルックを組み合わせる場合、ロアクリニックではトライフィルプロとの相性が良いと考えています。

トライフィルプロは、皮膚の下にCO2ガスでスペースを作り、その部分に薬剤を注入できます。

そのため、クレーターや凹凸が気になる部位にジュベルックを届けやすいというメリットがあります。

もちろん、ジュベルックは手打ち注入でも行えます。

ピンポイントの凹みに対して細かく注入したい場合は、ジュベルック手打ちが向いていることもあります。

一方で、頬全体のクレーターや広範囲の凹凸感がある場合は、トライフィルプロで面としてアプローチする方が合っているケースがあります。

ロアクリニックでは、

  • ピンポイントの凹み:ジュベルック手打ち
  • 広範囲のクレーター:トライフィルプロ
  • クレーター+肌質改善:トライフィルプロ×ジュベルック

という形で、肌状態に合わせてご提案しています。

ダウンタイムはどちらが長い?

ダウンタイムは、治療の強さや肌質、施術範囲によって異なります。

トライフィルプロのダウンタイム

トライフィルプロでは、赤み、腫れ、むくみ、内出血、針跡、痛みなどが出ることがあります。

CO2ガスを皮下に注入するため、施術直後は皮膚がふくらんだように見えることがあります。

ふくらみやむくみは時間とともに落ち着いていきますが、内出血が出た場合は1〜2週間ほどかかることがあります。

ポテンツァのダウンタイム

ポテンツァでは、赤み、ひりつき、腫れ、ざらつき、乾燥、点状のかさぶたなどが出ることがあります。

赤みは数日程度で落ち着くことが多いですが、設定や肌質によってはダウンタイムが長引くこともあります。

どちらの治療も、ダウンタイムがまったくない治療ではありません。

大切な予定の直前は避け、余裕を持って受けることをおすすめします。

痛みはどちらが強い?

痛みの感じ方には個人差があります。

トライフィルプロは、針を使う痛みだけでなく、CO2ガスが入るときの圧迫感や違和感を感じることがあります。

ポテンツァは、針の刺激と高周波RFの熱感を感じることがあります。

どちらも麻酔クリームを使用することが多い治療ですが、完全に無痛というわけではありません。

痛みに弱い方は、診察時に必ずご相談ください。

ロアクリニックでは、肌状態や痛みの不安を確認しながら、無理のない治療をご提案します。

何回くらい必要?

トライフィルプロもポテンツァも、1回で完成する治療ではありません。

トライフィルプロの回数目安

クレーターや深いニキビ跡の場合、3回程度をひとつの目安として考えることが多いです。

ただし、凹みの深さや範囲によっては、さらに回数が必要になることもあります。

ポテンツァの回数目安

毛穴や肌質改善、浅いニキビ跡の場合、複数回の治療で少しずつ肌状態の改善を目指します。

こちらも1回で劇的に変わるというより、肌の反応を見ながら継続していく治療です。

ニキビ跡治療は、どの治療を選ぶ場合でも、回数を重ねながら少しずつ改善を目指すものと考えておくとよいでしょう。

トライフィルプロがおすすめな人

トライフィルプロは、以下のような方におすすめです。

  • 深いニキビ跡のクレーターがある
  • 頬の凹凸が目立つ
  • 皮膚が下に引っ張られているような凹みがある
  • ダーマペンやポテンツァで物足りなかった
  • ジュベルックをしっかり入れたい
  • 広範囲のクレーターを治療したい
  • ニキビ跡を本格的に治療したい
  • メイクで隠しきれない凹みが気になる

特に、長年ニキビ跡に悩んでいて、肌表面の治療だけでは改善しにくかった方は、トライフィルプロを検討してもよいでしょう。

ポテンツァがおすすめな人

ポテンツァは、以下のような方におすすめです。

  • 毛穴の開きが気になる
  • 赤みが気になる
  • 浅いニキビ跡を改善したい
  • 肌のハリを出したい
  • 小じわが気になる
  • 全体的な肌質を整えたい
  • ダーマペンよりしっかりした肌治療を受けたい
  • クレーターよりも肌質改善がメイン

ポテンツァは、ニキビ跡だけでなく、肌全体を整えたい方に向いている治療です。

ただし、深いクレーターがメインの場合は、トライフィルプロの方が適している可能性があります。

迷ったらどう選べばいい?

トライフィルプロとポテンツァで迷った場合は、まず自分の悩みが「凹み」なのか「肌質」なのかを考えると選びやすくなります。

凹み・クレーターが主役ならトライフィルプロ

頬の凹凸、深いニキビ跡、クレーターが気になる場合は、トライフィルプロがおすすめです。

特に、皮膚が下に引っ張られているような凹みは、癒着にアプローチする治療が必要な場合があります。

毛穴・赤み・肌質が主役ならポテンツァ

毛穴、赤み、ハリ、小じわ、肌のざらつきが気になる場合は、ポテンツァが向いていることがあります。

肌全体の質感を底上げしたい方には、ポテンツァが選択肢になります。

両方あるなら組み合わせ治療も選択肢

実際には、ニキビ跡のクレーターと毛穴、赤み、肌質の悩みが混在している方も多いです。

その場合、トライフィルプロとポテンツァのどちらか一方だけでなく、治療の順番を考えて組み合わせることもあります。

例えば、まずトライフィルプロで深いクレーターにアプローチし、その後にポテンツァやケアシス、ピーリングなどで肌質を整えるという考え方もあります。

治療の順番や組み合わせは、肌状態によって変わるため、診察で相談するのがおすすめです。

ロアクリニックではトライフィルプロ×ジュベルックをおすすめしています

ロアクリニックでは、ニキビ跡やクレーター治療として、トライフィルプロとジュベルックの組み合わせをご提案しています。

クレーター治療で大切なのは、肌表面だけでなく、凹みの原因に合わせて治療を選ぶことです。

トライフィルプロは、皮膚の下の癒着にアプローチしながら薬剤を注入できるため、クレーターや凹凸が気になる方に向いています。

ジュベルックを組み合わせることで、肌のハリや毛穴、凹凸感にもアプローチしやすくなります。

「ポテンツァと迷っている」
「自分のニキビ跡にはどちらが合うかわからない」
「クレーターを本気で治療したい」
「ジュベルック手打ちとトライフィルプロの違いも知りたい」

このような方は、まずはカウンセリングで肌状態を確認することをおすすめします。

よくある質問

Q. トライフィルプロとポテンツァはどちらが効果がありますか?

悩みによって異なります。深いクレーターや皮膚の下の癒着が関係するニキビ跡にはトライフィルプロ、毛穴や赤み、浅いニキビ跡、肌質改善にはポテンツァが向いている場合があります。

Q. ニキビ跡のクレーターにはどちらがおすすめですか?

深いクレーターや頬の凹凸が目立つ場合は、トライフィルプロがおすすめです。皮膚の下の癒着にアプローチしながら薬剤を注入できるため、クレーター治療に向いています。

Q. 毛穴にはトライフィルプロとポテンツァどちらがいいですか?

毛穴の開きや肌質改善がメインの場合は、ポテンツァが向いていることがあります。ただし、毛穴に見えているものが小さなクレーターである場合は、トライフィルプロが適していることもあります。

Q. トライフィルプロとポテンツァは併用できますか?

肌状態によっては併用を検討することがあります。例えば、トライフィルプロで深いクレーターにアプローチし、その後にポテンツァで毛穴や肌質を整えるという考え方もあります。

Q. どちらの方がダウンタイムが短いですか?

一般的には、治療の設定や肌質によって異なります。トライフィルプロは内出血やむくみが出ることがあり、ポテンツァは赤みやざらつき、乾燥が出ることがあります。大切な予定の前は余裕を持って施術を受けることをおすすめします。

Q. ロアクリニックではポテンツァはありますか?

ロアクリニックでは、ニキビ跡・クレーター治療としてトライフィルプロとジュベルックを中心にご提案しています。ポテンツァと迷っている方も、肌状態を診察したうえで、ロアクリニックでできる適切な治療をご案内します。


まとめ|深いクレーターならトライフィルプロを検討

トライフィルプロとポテンツァは、どちらもニキビ跡や肌質改善に使われる治療ですが、得意な悩みが異なります。

深いニキビ跡、クレーター、頬の凹凸、皮膚の下の癒着が気になる方には、トライフィルプロが向いている場合があります。

一方で、毛穴、赤み、浅いニキビ跡、全体的な肌質改善には、ポテンツァが向いている場合があります。

大切なのは、治療名だけで選ばず、自分のニキビ跡のタイプに合った治療を選ぶことです。

ロアクリニックでは、トライフィルプロとジュベルックを組み合わせたニキビ跡・クレーター治療を行っています。

「ポテンツァと迷っている」
「自分のニキビ跡にトライフィルプロが合うか知りたい」
「クレーターを本格的に治療したい」

という方は、ぜひ一度ロアクリニックへご相談ください。

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この記事を書いた人

内科・美容皮膚科医
ロアクリニック院長

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