リジュランとポテンツァの違いとは?おすすめの施術を紹介!

にきび

韓国発の美容医療は日本でも非常に人気です。

中でも注目なのが、肌のトラブル解消や治療に用いられる「リジュラン」と「ポテンツァ」。肌の治療を検討されている方は「リジュランとポテンツァは何が違う?どちらを選べばよい?」と悩まれているかもしれません。

この記事ではご自分に合った施術が選べるように、リジュランとポテンツァの違いと効果について解説します。

治療をご検討中の方はぜひ参考にしてください。

目次

リジュランとポテンツァの違い

リジュランとポテンツァは、いずれもニキビ跡や赤ら顔、目立つ毛穴などさまざまな肌の悩みを改善する治療法として活用されています。

しかし、この2つの治療には大きな違いがあります。それは、リジュランは薬剤のことを指し、ポテンツァは治療機器であるということです。

それでは、リジュランとポテンツァの違いについて詳しく解説していきましょう。

施術方法と痛み

リジュランの施術は、薬剤を局所に注射します。針はとても細いものを使用しますが、注射特有の痛みがあります。麻酔クリームを使っても、針を刺した時や薬剤が浸透するときに痛みを感じる人もいるようです。

ポテンツァは、治療機器を用いてマイクロニードルという極細の針を肌に挿入します。痛みは最小限ですが、チクチクとした刺激が感じられます。

個人差はありますが、リジュランの方がポテンツァより痛みが感じられるでしょう。

使用する薬剤

  • リジュラン

リジュランの主成分はサーモンのDNAであるポリヌクレオチド(PN)です。

この成分は人間のDNAと似ているので人体との相性がよく、アレルギー反応や副作用のリスクが低いといわれています。

さらに、ヒアルロン酸やボトックス注射のように、時間の経過で効果が薄くなることがなく、効果の持続が期待できます。

  • ポテンツァ

医療機器を使用した施術のため、さまざまな薬剤を使用して治療が可能です。

例えば、ポリ乳酸「マックーム」やヒト由来の幹細胞から生成される「上清液」、さらにリジュランを使用することもあります。

マックームに関しては、ポテンツァ用に開発された薬剤で、体の中で数カ月から2年で水分と二酸化炭素に分解され、アレルギーを引き起こす心配もありません。直接皮膚に注入することで、真皮コラーゲンの生成を促進するため、ニキビ跡の治療にも用いられます。

治療の仕組み

  • リジュラン

薬剤を真皮層に注入し、細胞の機能を活性化させます。肌の活性化により変化を促す「根本治療」で、効果は持続します。

  • ポテンツァ

機器の極細のマイクロニードルがお肌の表面に均一に入り、高周波をあてて皮膚の真皮層を刺激します。新陳代謝が促進され、熱エネルギーを送ることでコラーゲンが生成されます。

期待できる効果

リジュランとポテンツァに共通して期待できる効果は、以下の通りです。

  • 肌の引き締め、トーンアップ
  • しわの改善
  • 傷跡やニキビ跡の改善
  • クマの解消 など

またどちらの施術も、効果を持続させるには複数回の通院がおすすめです。

しかし施術方法が異なるため、施術時の痛みやダウンタイムなどに違いがあります。

ダウンタイムについて、この後詳しく解説します。

ダウンタイム

  • リジュラン

施術直後は注射した部位に小さなふくらみが多数見られることがあります。注射直後をピークに、数時間で消失するものではありまが、1~2日は様子をみましょう。

また、出血斑が残ることもあります。こちらも数日から1週間で改善します。

ダウンタイムが落ち着くまでは、むやみに触ったりこすったりして刺激を与えるのは控えましょう。

  • ポテンツァ

肌の状態に合わせて針の深さや出力の調整ができ、そして高周波には止血作用があるので、肌への負担が少ないのが特徴です。

ただし、極細針で肌に小さな穴をあけるので、施術直後は赤みや腫れが生じ、多くの場合は2~3日で落ち着くでしょう。

そのほかにも、かさぶたができやすい状態になります。かさぶたが自然に剥がれ落ちるまで、3~7日かかることを念頭に置いて治療を検討してください。

どちらがおすすめ?リジュランとポテンツァでよくある質問

リジュランとポテンツァの違いについて解説しましたが、一旦どちらの治療がおすすめなのか、よくあるご質問をもとに解説します。

Q1.首のしわがひどいのですが、どうしたら? 

首のしわ、また手のしわのケアは難しい部分です。顔以外のしわ治療は諦めてしまう人も少なくはありません。

ピンポイントでのしわのケアはリジュランがおすすめです。

あるいは、深い横ジワについてはボライトもよい適応になると思います。

首や手の他に、デコルテ・目の周りなどのさまざまな部位のしわ治療に適応しています。

Q2.肝斑治療におすすめなのはどっち?

肝斑の治療効果が期待できる、ポテンツァが適しているでしょう。

肝斑の原因であるメラノサイト周辺に針の先からエネルギーを照射することで、メラノサイトの働きを徐々に弱らせるからです。メラニンの生成が抑制され、肝斑の生成を防ぐことに繋がります。

従来のレーザー治療では、肝斑を徐々に薄くする効果はありましたが、治療後の再発リスクや増悪のリスクがありました。しかしポテンツァは、メラノサイトに熱エネルギーを届けることで、メラニンの生成を抑制するので、レーザー治療とは異なる機序で肝斑を薄くできる可能性があります。

当院では、肝斑治療についてはリスクの観点から内服(シナール・ユベラ・トラネキサム酸)や外用薬(ハイドロキノン・レチノール)を最初にお勧めしています。

Q3.目の下のクマを目立たなくしたいのですが?

目のクマにはリジュランがおすすめです。

リジュランの皮膚の細胞の働きを活性化させ皮膚の厚みを出す根本治療は、クマ(目の下の段差)の解消にとても効果的です。

茶クマ、黒クマいずれも薄くなり、小じわも減るので目元にハリが出て印象が変わるでしょう。

ただ、肌治療のため回数が必要になることがあります。

リジュランV.S.ポテンツァ!医師に相談して最適解をみつけよう

リジュランとポテンツァの治療方法や効果について紹介しました。

肌の悩みは十人十色。話題のリジュランの施術をご希望であっても、カウンセリングで肌の状態を見ることで別の施術方法が合う場合があります。また部分的に施術するのか、全体的に施術するのか、と治療方針が変わることもあります。

LORE CLINICでは、患者さんへ医師が自らカウンセリング行い、丁寧できめ細かい診断を行っております。

ご納得のうえ、ご自分にあった治療をご希望される方は是非当院へご相談ください。

経験豊富な医師が、患者さんに合わせた最適な施術をご提案します。

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この記事を書いた人

内科・美容皮膚科医
ロアクリニック院長

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