「RE2O(リトゥオ)」「ブナジュ」という名前をSNSや美容クリニックの情報で見かけた方もいるかもしれません。韓国発の新しい美容注射として話題になっていますが、「ヒト由来の成分」と聞いて、どんなものなのか、安全なのか、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、RE2Oがどのような成分でできているのか、期待されている効果、そして知っておいていただきたいリスクについて、包み隠さず分かりやすく解説します。
- 「肌のハリ・弾力の低下が気になる」
- 「毛穴の開きが気になる」
- 「「ヒト由来」と聞いて何だか不安」
- 「本当に安全なのか知りたい」
- 「新しい治療だけど、リスクもちゃんと知ってから検討したい」
このような方に向けて、良い面だけでなく、まだ分かっていないことも含めて正直にお伝えします。
LORE CLINICでは、RE2Oのような新しい治療についても、エビデンスや安全性を慎重に見極めたうえでご案内するかどうかを判断しています。
☰ 目次
- RE2Oとは?
- どんな仕組みで効果が期待されているの?
- LORE CLINICでは(大切なお知らせ)
- 「ヒト由来」であることについて、正直にお伝えします
- どんな効果が期待されているの?
- 他の美容注射との違い
- こんな方が検討されることが多い治療です
- RE2Oのダウンタイム
- RE2Oは痛い?
- 何回・どのくらいの頻度で受けるといい?
- 施術後の注意点
- リスク・副作用について
- LORE CLINICのRE2Oについて
RE2Oとは?
RE2O(読み方:リトゥオ)は、韓国のメーカーが開発した比較的新しい美容注射で、日本国内では「ブナジュ(BNAJU)」という名前でも流通しています。
主成分は、hADM(ヒト無細胞同種真皮)と呼ばれる成分です。少し難しい言葉ですが、簡単に言うと「医療目的での使用に同意されたご遺体(ドナー)の皮膚から、細胞やDNAなどを取り除き、コラーゲンなどの土台となる成分(ECM=細胞外マトリックス)だけを取り出して、粉末状に加工したもの」です。
この粉末を肌の中に注入することで、肌の「土台」そのものを補おうとする治療です。
どんな仕組みで効果が期待されているの?
これまでの多くの美容注射(例えばリジュランなど)は、成分を注入することで肌の細胞に「コラーゲンを作ってください」と働きかける、いわば“刺激するタイプ”の治療でした。
RE2Oは考え方が少し異なり、コラーゲンなどでできた土台(ECM)そのものを直接補う、という発想の治療です。この土台が入ることで、まわりの細胞が集まってきて、時間をかけて自分自身のコラーゲンが作られていく、という仕組みが期待されています。
LORE CLINICでは(大切なお知らせ)
RE2Oは、現在、日本国内で厚生労働省の承認を受けていない未承認の医薬品です。日本で導入しているクリニックは、医師が個人の責任で海外から輸入したものを使用しています。
「ヒト由来」であることについて、正直にお伝えします
RE2Oの原料は、医学的な目的での使用に同意されたご遺体(ドナー)から提供された皮膚組織です。この点に抵抗や不安を感じる方がいらっしゃるのは、当然のことだと思います。
メーカーの説明では、組織は海外の認定された組織バンクで、感染症の検査などドナースクリーニングを経たうえで採取され、細胞やDNAを取り除く特殊な加工(脱細胞化)が行われているとされています。
ただし、ヒト由来の組織を使う以上、次のような点は知っておいていただきたいポイントです。
- 理論的には感染症が伝わるリスクをゼロにはできないこと
- 免疫反応が起こる可能性がゼロではないこと
- この治療を受けた後は、献血ができなくなること
- 韓国国内でも、このような治療のあり方について議論が続いており、規制のルールがまだ固まっていないこと
これらを踏まえたうえで、「それでも受けてみたい」と思われる方にだけ、十分な説明を行ったうえでご案内する治療だと当院では考えています。
どんな効果が期待されているの?
RE2Oを使った研究では、頬のざらつきが気になる方を対象に、片側の頬にRE2O、反対側の頬に別の薬剤を注入して20週間比較した試験(https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12985180/)が行われています。この試験では、RE2Oを注入した側で肌の密度・弾力・シワ・毛穴・水分量などに改善がみられたと報告されています。
ただし、この研究は20人という少人数を対象にしたもので、期間も20週間と長くはありません。現時点でRE2Oの効果を示す人での研究は、この1つの報告にとどまっており、まだ研究の数が十分とは言えない段階です。「効果が科学的に確立している」と言い切れる段階ではないことを、正直にお伝えします。
※ 効果の感じ方には個人差があります。
他の美容注射との違い
美容注射にはさまざまな種類があり、RE2Oもそのひとつです。
リジュラン・水光注射 成分を注入し、肌の細胞に働きかけてコラーゲンを作らせる“刺激するタイプ”
RE2O コラーゲンなどの土台(ECM)そのものを直接補う、新しいタイプ
どちらが優れているというより、それぞれ異なるアプローチの治療です。悩みや考え方に合わせて、選択肢のひとつとしてご検討いただくものとお考えください。
こんな方が検討されることが多い治療です
- 肌のハリが欲しい方
- 他の治療で十分な変化を感じられなかった方
- 毛穴が気になる方
- ほうれい線・頬コケがきになる方
RE2Oのダウンタイム
針を使って注入する治療のため、赤みや軽い腫れ、点状の内出血が施術後1〜3日程度みられることがあります。多くの場合、数日で落ち着くとされています。
※ ダウンタイムの程度には個人差があります。
RE2Oは痛い?
表面麻酔を併用することで、痛みを軽減しながら受けられますが、肌治療の中では痛みがある治療になります。細い針を使うため、チクチクとした刺激を感じることがあります。同じ手打ち施術だと、リジュランよりやや痛くないと感じる方が多い印象です。
何回・どのくらいの頻度で受けるといい?
3〜4週間隔で複数回受け、その後は状態を見ながらメンテナンスを行う、という形が一般的に案内されています。ただし、これは新しい治療のため、最適な回数・間隔についての長期的なデータはまだ十分ではありません。
LORE CLINICでご案内する場合も、無理に回数を増やすことはせず、状態を見ながら慎重にご提案します。
施術後の注意点
- 施術当日は強い摩擦・マッサージを避ける
- 紫外線対策・保湿をしっかり行う
- 施術後は献血ができません
- 体調の変化があればすぐにクリニックへ連絡する
リスク・副作用について
RE2Oは登場して間もない治療のため、分かっているリスクも、まだ分かっていないリスクもあります。正直にお伝えします。
比較的よくみられるもの 赤み・腫れ・内出血・注入部位の違和感
頻度は低いもの 感染・アレルギー反応・しこり
非常にまれですが重要なもの 海外では、薬剤が血管に入ってしまうこと(血管塞栓)による血流障害の症例報告があります。また、ヒト由来の組織である以上、理論上は感染症が伝わるリスク・免疫反応のリスクがゼロではありません。
LORE CLINICでは、こうしたリスクについても診察時に正直にお伝えしたうえで、ご納得いただける場合にのみ施術をご案内する方針です。
LORE CLINICのRE2Oについて
LORE CLINICでは、新しい治療だからこそ、良い面だけでなく、エビデンスの現状や規制上の位置づけ、ヒト由来であることのリスクも含めて、正直にご説明したうえでご案内するかどうかを判断しています。
「なんとなく話題だから」ではなく、ご自身が納得したうえで治療を選んでいただけるよう、カウンセリングの時間を大切にしています。
- 「RE2Oについて詳しく知りたい」
- 「リスクも含めてしっかり相談したい」
- 「新しい治療にも慎重に向き合いたい」
という方は、お気軽にご相談ください。
まとめ
RE2Oは、ヒト由来のECM(細胞外マトリックス)成分を注入する、登場して間もない美容注射です。土台となる成分を直接補うという新しい発想の治療ですが、人での研究はまだ限られており、ヒト由来組織であることに伴うリスクも正直にお伝えする必要があります。
LORE CLINICでは、こうした情報をすべて踏まえたうえで、ご納得いただける方にのみご案内する方針です。「新しい治療も、リスクを含めて知ったうえで検討したい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
【本記事に関する重要事項】
本記事でご紹介する施術は自由診療(保険適用外)です。RE2Oは国内未承認医薬品であり、医師が個人輸入により入手しています。国内承認品の有無や海外での安全性情報については診察時に個別にご説明します。原料はヒト由来組織であり、感染症伝播や免疫反応の理論的リスクがゼロではありません。効果に関する人での研究は限られており、効果・持続期間には個人差があります。内出血・腫れ・感染などに加え、まれに血管塞栓等の重篤な合併症が生じる可能性があります。医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。施術後は一定期間献血ができません。費用の詳細は院内価格表またはカウンセリングでご確認ください。

